2016年は「格安SIM」の市場が大きく伸びていますが、ここにきて大物プレーヤーが参入しましたね。

9月21日、LINEの子会社であるLINEモバイルが、格安SIM「LINEモバイル」の本格販売を開始しました。

LINEモバイルの特徴は、LINEのサービスとの親和性が高いこと。例えば、料金プランは、LINEのトークや無料通話の通信料金などが無料の「LINEフリープラン」が用意されています。

しかも、各メディアが行った速度比較テストで軒並み好成績!新参者なのにやるなあ、、というわけで今回はLINEモバイルの気になるサービスを見ていきましょう!

LINE無料、SNS通信無料のプランが!

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LINEフリープランは、LINEのトーク機能(テキストや写真・動画の送受信、無料通話やビデオ通話など)、タイムライン、スタンプのダウンロードなどの通信料金が無料となるプランです。一方、他のSNSやウェブサイトの閲覧などによる通信は、無料の対象外となります。

TwitterもFacebook、Instagram(上記表にはかかれてませんが、InstagramはfacebookのSNSなのでご愛嬌)もバリバリ使う!という方にはコミュニケーションフリープラン。このプランでは、LINEアプリの各機能に加えて、TwitterやFacebookのタイムライン、テキストや画像付きの投稿、DMやメッセージの送受信の通信料金も無料の対象となる。

ただしFacebook Liveなど一部の機能や上記SNS以外の通信については無料の対象外ですので注意。

データ容量は月3GBまで、月5GBまで、月7GBまで、月10GBまでの4種類を用意。最も安い月3GBまでの月額料金は、音声通話SIMが1690円、データ通信SIMが1110円。月10GBまででは音声通話SIMが3220円、データ通信SIMが2640円となっています。

下り最大通信速度はLINEフリープランと同じ375Mbps。音声通話SIMの通話料金は30秒当たり20円で、データ通信SIMにはSMS機能が標準で付帯します。

なお、どちらのプランもあまったデータ容量は翌月に繰り越され、データ容量の追加購入も可能です(0.5GBで500円、1GBで1000円、3GBで3000円)。

登録にかかる事務手数料は3000円で、MNP転出の場合3000円のMNP転出手数料。契約から12ヶ月以内にMNPをする場合、9800円の解約手数料が加算されます。

ちなみに最低利用期間は、データ通信専用が利用開始日を含む月の末日、音声通話付きが1年(違約金9800円)になっています。

SNSを使わない人には他の格安SIMのほうが安い

次に、LINEモバイルと他の格安SIMの料金プランを比較してみましょう。以下の表は、LINEモバイルの「LINEフリープラン」と「コミュニケーションフリープラン」を、格安SIMとして代表的な「楽天モバイル」と比較したものです。

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楽天モバイルの料金プランは月3.1GBまで、月5GBまで、月10GBまで、最大速度が200kbpsと低速だが使い放題、の4種類となっているます。

料金を比べてみると、月1GBまで、また月5GB以上7GBまでの範囲では、LINEモバイルのほうが楽天モバイルよりも月40円〜月400円安くなっていますね。

ただしこれ以外の範囲では、LINEモバイルのほうが料金が高い。金額差は音声通話SIMでは月70円〜月260円、データ通信SIMでは月190円〜月380円(SMSオプションを付けない場合)だ。料金プランだけを見ると、LINEモバイルは必ずしもお得なサービスとはいえないんです。

特にLINEモバイルがお得なのは、月の通信量が合計6GB以上・3つのSNS以外の通信量が最大でも3GBまでの場合です。月10GBのプランが必要な楽天モバイルに対し、月3GBのプランで済むLINEモバイルの節約額は最大で月1270円に達します。

ただし、その他の通信量が7GBを超えると、無料対象の通信量にかかわらず楽天モバイルのほうが月260円安いLINEモバイルのほうが安くなるるのは、LINE・Twitter・Facebook以外の通信量が7GB未満の場合となります。

LINE・Twitter・Facebookなど、各アプリ個別の通信量は、Androidスマホなら「設定」アプリの「データ使用量」、iPhoneなら「設定」アプリの「モバイルデータ通信」で確認できます。

ただ、Androidの通信量は1カ月単位で表示されるものの、iPhoneでは端末を使い始めた時点からの合計通信量が表示されてしまうので、iPhoneユーザーは毎月1日か月末にリセットすることで1カ月間の通信量を把握することをおすすめします。

各メディアの通信速度比較テストで実測トップレベルを記録

さまざまなメディアで速度テストが行われていますが、今回は日経トレンディネットのもの取り上げます。

こちらが、日経トレンディが実施した速度テスト、朝9時の結果。新宿駅、秋葉原駅、長野・佐久平駅周辺の3地点の結果を平均した速度が以下のようになっています。

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全体で最も速かったのはLINEモバイルで、平均速度は下りが38.20Mbps、上りが17.08Mbps、YouTube再生時の下り平均速度も7.18Mbpsで最速です。

続いてお昼12時。最も混雑する時間帯です。

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最も速かったのはLINEモバイルで、43.29Mbpsという良好な下り平均速度を記録。YouTubeの下り平均速度も6.46Mbpsと最も速い。ただ、LINEモバイルはサービスインから日が浅いため、今後ユーザーが増えていくにつれて速度も遅くなることが予想されます。

また、LINEに次ぐ下り平均速度13.45Mbpsを記録した楽天モバイルにも注目。楽天モバイルは市場シェアを着実に伸ばしているが、前回12時台の下り平均速度8.41Mbpsより速くなっており、ユーザーの増加に対応できているようです。

最後は18時台。

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最も速かったのは、9時台・12時台に続きLINEモバイルでした。速度測定アプリによる平均速度は下りが28.86Mbps、上りが12.11Mbps。YouTube再生時の下り平均速度は6.57Mbpsといずれも好調。また、楽天モバイルは18時台も下り平均速度20.33Mbpsを記録しており、LINEモバイルに次ぐ速度を発揮しています。

編集後記

というわけで今回はLINEモバイルのサービスを比較してきましたがいかがだったでしょうか。

これまで述べたように、LINEモバイルの月額料金は、決して安くはありません。音声通話SIMが月3GBまでで1690円という価格は、格安SIMとしてはむしろ割高と言えます。しかし、LINE・Twitter・Facebookの利用頻度が高く、データ通信量に占める割合が大きい人ほど、LINEモバイルによる節約効果は大きくなります。

また、LINEは欠かせないがそれ以外のSNSはあまり使わないという人や、データ通信量が1GBあれば足りるという人は、月1GBまでのLINEフリープランを契約するといいでしょう。

その月のデータ容量を使い切って速度が制限されていても、LINEのトークや無料通話をはじめとした無料通信の対象サービスについては、通常の速度で通信できます。LINEはメールに代わるコミュニケーション手段として定着しているだけに、速度制限下でも使い勝手が変わらないのは大きなポイントですね。

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